Mineralogie der Vulkane, oder: Beschreibung aller durch die unterirrdischen Feuerausbrüche hervorgebrachter oder ausgeworfener Substanzen
画像の拡大 フォジャ・ドゥ・サンフォン 『火山の鉱物学』

 Barthélemy Faujas de Saint-Fond (1741- 1819) は、フランスの地質学者・火山学者。Buffon の『博物誌』の地質学の部分を著したことでも知られている。気球の実験にも興味を持ち、研究資金を援助したり、人類初の熱気球の飛行記録をまとめたりしている。また旅行家でもあり、ヨーロッパをくまなく歩いた。
 本書は火山活動と鉱物についての研究書で、フランス語からドイツ語に訳されたもの。
 本書の出版ののち、1799年に、Faujas de Saint-Fond は、オランダのマーストリヒト地域の自然誌についての本を出版しており、その本の中で、洞窟の石灰石の層の中から見つかった爬虫類の骨について挿絵入りで解説し、これをワニだと断定した。しかしその後、1842年に、Cuvier は、Faujas de Saint-Fond がワニだと断定した骨は海生動物に似た爬虫類だとし、「骨の発見される層が古ければ古いほど、その骨は現在の動物と大きく異なっている」と結論した。そして、この結論は驚くべきものであるといっている。
 この骨は、現在では、絶滅した爬虫類だと考えられている。
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タイトル/編著者等 Mineralogie der Vulkane, oder: Beschreibung aller durch die unterirrdischen Feuerausbrüche hervorgebrachter oder ausgeworfener Substanzen / vom Herrn Faujas de Saint-Fond
原タイトル Minéralogie des volcans
本文言語 German
出版情報 Leipzig : Schwickertschen , 1786
形態情報 x, 342 p., 3 folded leaves of plates : ill. ; 20 cm
注記 Includes bibliographical references and index
注記 "Aus dem Französischen übersezt Mit drei Kupfertafeln"
著者標目 Faujas de Saint-Fond, Barthélemy, 1741-1819
NCID BA80121961
出版年1786
請求記号5||386
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