Mineralogia, sive Natvralis philosophiae thesavri : in qvibus metalliccae concretionis medicatorúmque fossilium miracula, terrarum pretium, colorum & pigmentorum apparatus, concretorum succorum virtus, lapidum atque gemmarum dignitas continentur
画像の拡大 カエシウス 『鉱物誌』

 Bernardo Caesius (Bernardo Cesi, 1581-1630) は、イタリアのパルマおよびモデナで、哲学・神学・倫理学を教えた大学教師である。
 この本は、鉱物(学)の弊害と利益についての議論から始まる。鉱山業は地下に精霊が潜んでいるために危険な労働であり、それは大地と森を破壊する。けれども、鉱物は、薬や貨幣、宗教儀礼のための装飾品、農業や工業で使われる道具の原料となり、絵画や音楽、そして錬金術というものに大きな恩恵を与えている。また、鉱物学は聖書をよりよく理解するためにも有益である。そこで、Caesius は宣言する。鉱物学は真の哲学であり、労をいとわずに研究する価値がある、と。
 本書では、当時知られていた鉱物学分野における学者についてくまなく言及され、著者は、ときに彼らの研究や学説を再叙述し、また自らのあたらしい学説を披瀝する。そこでなされる引用は、著者の驚くべき博識を示している。
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タイトル/編著者等 Mineralogia, sive Natvralis philosophiae thesavri : in qvibus metalliccae concretionis medicatorúmque fossilium miracula, terrarum pretium, colorum & pigmentorum apparatus, concretorum succorum virtus, lapidum atque gemmarum dignitas continentur / hos publici iuris fecit R.P. Bernardvs Cæsivs
異なりアクセスタイトル R.P. Bernardvs Caesivs de mineralibvs
背表紙タイトル Caesivs de mineralib.
本文言語 Latin
出版情報 Lvgdvni [i.e. Lyon] : Sumptib. Iacobi & Petri Prost , 1636
形態情報 [16], 626, [69] p. ; 35 cm
注記 Includes bibliographical references and index
著者標目 Cesi, Bernardo, 1581-1630
NCID BA83789266
出版年1636
請求記号8||313
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